アタシは菜実の所に行くと言った。 「とりあえず…上がって……?」 菜実は不思議そうな顔をして、何も言わないで着いて来る。 アタシは包丁を隠してある、アタシの部屋に菜実を入れた。 「ねぇ、奈菜。この前の話し、考えてくれた?」 「……この前の話し?」 「私が面倒を見るから、ここを出ないかって…」 「…何を企んでるの?」 アタシはもう、アンタを信じる程バカじゃないんだ。 「何も企んでなんかない!私は奈菜が心配なのよ」 そう言うと菜実は、涙を流した。