NA・NA・MI


アタシの頭の中に、今まで菜実にやられた事が鮮明に浮かんで来る。


何度も男を取られ、アタシの生活を奪われ、整形までさせられたんだ!


あの女の事じゃあ、何をするか分からない。


恐怖と興奮で全身が震えた。



アタシは全てを失って、残ったのは小野田だけなんだ!


渡すもんか!

絶対に渡すもんか!!


アタシは今までにない憎悪で頭がいっぱいになった。



「だから、家に上げないで下さいよ?上げたら、とんでもない事が起こりますから」



アタシはあえて返事をしなかった。


この家に菜実を上げる時はアタシがやる時だ。