「キャバクラに興味ありませんか?」



アタシは声を掛けられ男の方を向くと、男が言った。



「君、橘菜実にそっくりだね。整形でもしたの?」



アタシはその言葉にムカついて、男に唾をかけて猛ダッシュで逃げた。


整形じゃねぇよ!


それを見ていた男が言った。



「すげー女。居るんだよな、顔と性格が正反対の女。あーいう見かけだけの女が1番たち悪い」



アタシはその言葉を聞いて凍りついた。



周りを見回すと、皆がアタシを見ているんだ…。


アタシを見て笑ってる。



カオダケダッテ

ワラッテイルンダ……。