NA・NA・MI


「本当にあの二人はそっくりですね」


「そう?全然違うよ」


「ハヤトさんだと分かるんですね」



当たり前だろ?
ハヤトはアタシの事が大好きなんだ。アタシの偽物コピーの菜実と見分けがつかない訳が無いんだよ!!



「うん、分かる。年を取ると性格が顔に出るって言うけど、本当だな。双子だと分かりやすい」


「へぇー。ハヤトさんはどっちが好みなんです?」


「今付いてる方。だから俺、暫くそっちの席には戻らないから。金、ガンガン使わせといて」



ハヤトはそう言って笑った。




嘘だろ………?



アタシは動けなくなった。