NA・NA・MI


「今日は帰るわ」



そう言って階段を降りて行く菜実に向かって、アタシは大声で叫んだ。



「もう二度と来るなっ!!」



部屋に入り、鍵をかける。


アイツはアタシが何かすると絶対に仕返しをして来るんだ。


鍵も増やした方がいいな。


アタシはいつものように血が出るくらい、綺麗に身体を洗うと、カビ臭い布団の中にくるまって眠る。




窓から入る隙間風が、アタシを寂しくさせるんだ。





誰も救いの手を


差し出してはくれない




アタシはアタシが落ちて行く恐怖とスリルで



笑いが止まらなくなった