NA・NA・MI


そんな時、アタシの薄汚い寮の部屋の前に菜実が現れたんだ。



「毎晩毎晩、ご苦労ね」



アタシを見下す菜実の目は相変わらずだ。



「…別に」



アタシは菜実を見ないで鍵を開ける。


アタシにはハヤトがいればいいんだ。

もう菜実と争ってる程暇じゃないんだ。


そう思っていると、菜実はアタシの胸ぐらを掴んで言った。



「まるで脱け殻ね!」


「……」


「何か言い返したらどうなの?!」



アタシは菜実と話す程暇じゃないんだ。


明日は三人のオヤジと寝ないと、売り掛けが間に合いそうにないんだよ!