NA・NA・MI


「ふーん。じゃあアタシ帰るから」


「ごめんな」



アタシはクラブホワイトが入っている、雑居ビルを飛び出した。


駄々を捏ねるなんて、アタシのプライドが許さないからな。


知ってるよ
身体を売った時点でアタシのプライドなんて、空っぽなんだ…。


それでもアタシはプライドを振りかざして生きて行く。



アタシハナンデ
ココニイルノ……?



そう思った時だった。


真っ直ぐ歩くアタシに、誰かがぶつかって来た。



「いてぇーな!ふざけんなよ!!」


「すみません…」


「……小野田?」



思いがけない再会だ。
まさか、こんな所で小野田に会うなんてな。