NA・NA・MI


まだ開店していないホストクラブは、全く違う店みたいだ。


少し時間が経つと、困った顔をしたハヤトが出勤して来た。



「どうしたの?こんなに早く…」


「顔が見たかったから」



アタシは1番可愛いと思われるだろうセリフを、選んで言った。


客と寝て、気が狂いそうだからハヤトに会いに来たなんて、死んでも言えるか!



「でもね、まだ開店してないんだ。だから……」


「じゃあ、ハヤトが開店まで付き合ってよ。アタシ同伴してもいいから」



でもハヤトは言った。



「ごめん。俺、これから同伴で行かないといけないんだ…」