NA・NA・MI


それでもアタシの足は勝手にクラブホワイトに向かう。


店の前に着き、いつものようにドアを開けようとすると、まだ開店していなくて中には入れなかった。



「開けろー!!」



ドアを思い切り蹴飛ばしたけど、ドアは開かない。


アタシはそのままドアの前に座り込み、ハヤトに電話する。



「…ただいま、電話に出る事が出来ません…」



機械音が悲しく流れた。



酷い孤独感に襲われる。



アタシを1人にしないで……。



この広い東京で、アタシは玉の輿所か、ネオン街の明かりにさえなれない……。