NA・NA・MI


「待って。まだあるんだ」


「何?」


「アタシを買ったら、ここには来ないで」


「何で?」


「指名を取る為に寝たと思われたくないから」



するとオヤジは笑って言った。



「そういうプライドはあるんだな。いいよ分かった。今日にする?明日にする?」



少し考えてアタシは答えた。



「…明日」


「分かった。明日ね」



交渉は簡単に成立した。


アタシのこの身体は明日汚れるんだ。


その前にハヤトに抱き締めて貰えれば、アタシは後悔しない。


そして何年か経った時、ハヤトの隣で笑っているのはアタシなんだ。




そうだろ?ハヤト……。