NA・NA・MI


オヤジはアタシの唐突な質問にビビったのか、飲んでいたお酒を吹き出して言った。



「寝るって事?」


「うん」


「さぁ?俺はそういう店でしか探さないから。稼ぎたいならそっちの方がいいだろ?紹介しようか?1人相手すれば2万くらいにはなると思うよ」


「いらない」



だって、そんな事をしたらアタシの価値がもっと下がるだろ?

それに選べない、嫌な思いをして、たったの2万しか貰えないなら、アタシは体なんて売らない。


そう思った時、オヤジは生唾をゴクンと飲んで言った。



「いくらならいいの?」


「5万」


「いいよ、交渉成立」