NA・NA・MI


「ナミさんお願いします」



待機席でアクビをしているとボーイが呼ぶ。



「いいけど…ヘルプじゃないでしょうね?」


「あのね、殆んどの女の子が指名入ってるの。ヘルプが嫌だったらクリスマスくらいお客さんを呼んでよ?」



アタシはこのボーイの言葉にムカついて、思いきり脚を蹴った。



「いってぇな!そんなんだから指名が取れないんだよ」



余計なお世話だ

アタシはあちこちのテーブルを回され、気付くと閉店時間を五分過ぎていた。


アタシは勝手に席を離れ、ボーイに聞いた。



「ちょっと!何で閉店時間過ぎてんのに、閉まんないんだよ?!」


「何言ってんの。今日から年末まで営業時間を延長するって昨日言ってただろ?」