NA・NA・MI


アタシは菜実の冷たい笑顔に凍りついた。



「仲良いんだね。久し振りに会うみたいだし、色々話したい事もあるだろうけど、そろそろ開店時間だから用意して」


「はい」



アタシと菜実は更衣室に向かった。


その時、菜実が言ったんだ。



「私の名前使って、よくもやってくれたわね?覚えときなさいよ。アンタの居場所、最後には全部無くしてやるから」


「アタシの名前使うの…?」


「アンタと同レベルな事なんてしないわよ」



菜実はそう言って更衣室に入り、アタシの脚は震えた。


又あの日々が戻って来たんだ…。