学校に着き舞い上がる気持ちを必死に抑えながら、休憩時間になるとアタシは急いでトイレに駆け込んだ。 中田洋介にメールを送るんだ。 To.中田洋介 奈菜だよ さっきはどうも 一応、番号を送るね 080-****-**** アタシがメールを送ると、すぐに電話が鳴った。着信は勿論、中田洋介だ。 中田洋介しか番号もアドレスも知らないんだから。 「もしもし」 「あっ、俺」 「うん」 「良かったらだけどさ、今日学校が終わったら少し会える?」 「大丈夫だよ」 言った瞬間アタシは思い出した。