Promise ~14年前の約束~

春子side

「ふーっ!仕事終わったー!」
人目を気にせず普通に叫んでみた。
私は普通のOLってやつだ。
いやー、今日も疲れたな。
「お疲れ、はるちゃん。」
「おっ!お疲れ、ののちゃん!」
この子は私の友達の村上のの-ムラカミノノ-
この仕事場に入ってからの友人である。
「今日も疲れたねー。」
「そうだね、これから飲みにでも行く?」
「あー、ごめん!今日保育所に用あるんだ。」
「え、はるちゃん子供いたの!?」
「違うよ!所長さんに差し入れしてくるの。」
そう、今日は久々に保育所に顔を出しに行くのだ。
普通なら高校とかに行くんだけど私は所長さんの方にお世話になってるから
保育所に行くことにしようと決めていた。
そりゃたまには高校にも行きますけどね。
「そっか、分かった。また今度だね。」
「うん!週末にでも!」
「それじゃ、また明日ね!」
「うん!また明日!」
よし、保育所に行こーっと。