「何ボーッとしてんの!いおちゃん!」
バシッと背中を叩かれた。
てか超イッテえし…
こいつは俺の親友、宮田蒼空-ミヤタソラ-
俺の記憶のことは知っている。
「また先生のこと考えてたの?」
蒼空はニヤニヤしながら俺に聞いてくる。
「なっ!別に考えてねーし!」
「またまた〜。お前がボーッとしてる時は大抵あの先生のこと考えてるからな〜」
「そんなことねーよ!」
否定しておきながらも実は図星だったりする。

最近俺は、よくあの先生のことを
考えるようになっていた。