UFOキャッチャーに魅せられて




懐かしさを感じフフッと笑う
「あの事がなかったら今の私はいなかっただろうな~」


それにあの時
美月さんから言われた
『他の人に頼っていい』


今の私に当てはまるよね・・・


「頼っていいのかな?」


自分から一歩を踏み出すのはとても勇気がいる

でも美月さんになら悩みを話せるかもしれない
・・・うん、大丈夫!!!


「よしっ!頑張って言おう!!」
飲み干したコーヒーにごちそう様でした
と言いドキドキする自分を奮い立たせ
勢いよくベンチを立った


するとどこからか
「紫音」
と名前を呼ばれた気がした