初めて芽生えた感情に
戸惑う事なくすんなりと受け入れる事が出来た



俺は紫音が好きなんだ・・


それがわかると
どうにかしてただの客ではなく
俺という存在を強く印象づけたかった


その為無意識に手に持っていた袋に
事前に書いておいたメモを忍び込ませ渡し

わざと「紫音」と名前を呼び
返すタイミングを与えず
背中で感じる紫音の焦りを受けながら
その場を後にした