「私に出来る事は小さい事しかないけど紫音ちゃんには元気になってほしいわ」


そう言って二人はゴミ袋を抱え玄関を出る紫音を見送る


そんな会話があったとは知らずに
紫音はインカムで
「ゴミ出しに行ってきます」と言い
小雨の中外に出ていった


しかしこの行動が
紫音の運命を大きく左右するとは誰も思いもしなかった