「美月」
紫音が美月の側からいなくなると
それに合わせたかのように春樹が顔を出してきた

「はる・・店長」


「どうだ?何か言ってたか?」


「ううん・・私には何も・・
最近元気がないみたいだから話して欲しかったけど・・」
寂しそうな表情をしながら美月が言う


「そのうち相談してくれるさ」


「・・だといいけど」


「大丈夫、それに美月の奢りでコーヒー飲むんだから元気になって帰ってくるさ!」


「えっ・・やっぱ春樹にはバレたわねフフ」


「掃除なんてしてなかったのに拾うわけないもんな」