「やっと思い出したか」
呆れたような口調で言われ


「すみません!!!」
と言い地べたにつくんじゃないかというくらいに頭を下げた


店長ともあろうものが副社長をストーカーと間違えるなんて
とんでもない事をしてしまったーーー!!!!
と冷や汗をかいていると



「鮫島」
急に名前を呼ばれた


顔を上げると
威圧感たっぷりの顔で
「その袋を絶対にあの子に渡せ
それとこれからも変な虫がつかないように注意しとけよ」と言われる


「わわわかりました!!!!」
たぶんこれを破ったら俺の先はない
そう直感した


「それとあの子に俺が副社長だと言うなよ」

返事の代わりに頭を何回も下げ
副社長は去って行った