「これって・・あの人の・・」


しばらくその紙を見ていたが
「ごめんなさい」と言い棚に直した


男の人と連絡するのは苦手
それに男の人と親しくなればなるほどあの時の事を思い出す・・・


「ッッ!!!」

記憶の奥底にしまいこんだ
『あの時』が頭を支配する


両手で自分の体を守るように抱き締め


「大丈夫、今はもうあの時じゃない」
膝の間に顔を埋め大丈夫大丈夫と
呪文のように唱える


そして
そのままいつの間にか朝を迎えていた