そこへ、いつもと違う様子の私に気付いてか

「何かあったか?」
と店長が声をかけてきた


「あの・・これお客様から貰って」
と袋を見せる


「んっ?もしかして若い男だったか?」


「はい・・・」
年齢は聞いてないがたぶん私とあまり変わらないだろう


「どいつだ!!??」


「えっ?・・あの,玄関を出ていった身長が高い人です」
急に店長の声が荒々しくなり驚くも
彼の姿を探し玄関を指差す


「返してくる!」

私の手から袋を取り
玄関に向かって走って行った