僕には、妹がいる。
妹も僕と同じ神の子だ。
だが、僕と違って強い力を持っている。
だからこそ、魔法族の頭首たちが
使おうと、争う。
妹は、条件を呑まないと従わないと、
言った。
その条件は、僕といっしょでないと
いけない。
この一つだけだ。
妹は僕と離れたくないらしい。
もちろん、僕も離れたくない。
この条件を呑むと、言った魔法族がいる。
それが、この世を支配している最強の頭首
カイト・アラギオスだ。
カイト・アラギオスは多くの非魔法族を
従わせている。
しかし、コキ使うのではなく、
休みと、賃金を渡して働かせた。
他の頭首たちは、コキ使うのだが、
カイト・アラギオスだけは、違う。
カイト・アラギオスは非魔法族も魔法族と
同じであると考えている。
だからこそ、非魔法族から、
神の子が生まれるのだとも
考えている。