ガチャッとドアを開けたら


フェンフの近くに後輩君が立ってて

私に気づいて振り向くと満面の笑みで

「来てくれたんですねっ」


スタスタと私に近づいてきた。


「あ、うん....」


それから、少しに沈黙の後....

サーっと風が二人の間を吹くと


「西宮彩瀬先輩....」


「俺、先輩の事が好きです....」

少し頬を赤らめていう後輩君

「あ、えっと....私君のこと知らないし。っていうか、名前すらわからないし....」


「なら、これから知ってくれればそれでいいです。」

そーゆー問題?


「俺の名前は、佐野陽翔(サノハルト)です。1のDです。」

「うん。それでも今日知ったばっかの人のは付き合えない.....です。ごめんねさい....」


「なら、今度デートしてください。」

この子唐突すぎるだろ


「いや、だからね?、ごめんない、したから....さ?」


すると、佐野君はポカーンとした顔をして

「関係ないですよ、デート決定ですからこれは。10時に駅に来てください。来るまで待ってるので」


それじゃ、さような先輩。
なんて、言って言っちゃった佐野君。


可愛い顔して強引だなおい。