「いや...一緒にいて楽しいから。。」

と言ってくれた。

「あ。だめなら別にいいんだけど...。」

と困った表情で言ってきた。

断れるはずがない。

私はとっさに

「いーよ?」

と言っていた。

そして、「じゃあ、うちの好きな人。
教えたあげる」

隆弥は、真剣な顔をしていた。

「まだ、わかんない?」

首を横にふっていた。

「...隆弥...だよ...。」

と言ったとき隆弥の顔がすぐに下を向いた。


しばらく沈黙が続いた。

「じゃあ、これからよろしくね。」

「うん」

その沈黙を破るかのように
私と隆弥は握手をした。