サクラと密月




週末が終わった月曜日のオフィス。


いつものメンバーで仕事を始める。


係長も週末のことはなかったかのように仕事をする。


私もそうする。


面倒は御免。


けれど、それとは別に会社でも、どこにいてもハル、あなたの事を考えてしまう
 

自分がいる。


まだ24時間経ってないのに、あなたの不在に私の心はぎゅっと抓まれる。



やだな、だんだんひどくなるみたい。


息苦しくて切ない毎日。


仕事して、忘れちゃえ。


そうして半日が過ぎた。



いつもと同じ仕事中の昼さがり。



休憩を取る為にオフィスを抜け出し、休憩室でスマホを開く。


大学時代の友人からメッセージが来ていた。


蘭が名古屋に帰って来ているというものだった。


嫌な予感のした私は蘭にメッセージを送った。


返信はすぐに来た。



退屈をしていたみたいで、一緒に遊ぶ約束をした。


次の日の夕方に遊ぶ約束をしたので、仕事を早めに切り上げいつものパスタ屋に行った。


駐車場で待ってると蘭がきた。



暫くぶりなのに、会話が弾む。



学生時代に戻ったみたいだった。


嬉しさのあまり、ワインを注文した。


お互い色々あって、なんだかワイン飲んでる気がしない。


少し多く飲み過ぎてしまった。



気持ちが緩んでいたんだと思う。


今日は店でのバイトだと知っていた。


そんな時はめったにお迎えなんて頼んだりしないのに、ついハルに連絡してしまった。



電話にでてくれるのかな。


「はい、愛果どうしたの。」


ハルの声だ。


どうしよう、彼の声聞くだけですごく嬉しい。


「ごめん、ハル。友達といつものお店でご飯食べてたら、ワイン飲み過ぎちゃった。


迎えにきて。」


ダメ元で甘えてみる。


「いいよ、待ってて。」


やったー。


私はハルに逢える嬉しさでご機嫌になった。