席に戻ると、和彦は先に戻っていて役員達と話はじめていた。
和彦は例の彼女達グループとも話している。
私は一人で隅の方で大人く頂いたお酒に口をつけた。
彼が彼女達と話始めたので、ようやく彼が横にきた。
彼が私に笑いかけてきた。
私の顔いったいどんな顔してるのだろう。
和彦をみる。
けれど彼は彼女達との話に夢中だ。
そして、私は恵介と話ながらも別の彼のことを考える自分に少し怖じけづく。
彼に抱きしめられた感覚だけが、生々しくいつまでも心に残っていた。
あれから日々が忙しく過ぎた。
あれ以来私は、あまり彼の会社の飲み会に行かない様にした。
恵介も新しいプロジェクトのせいで、出張が増え名古屋にいないことが多くなった。
私も会社の上司が変わることになって残業が増えた。
でもデートは季節の時々することがあった。
海にも行ったし、花火も見に行った。
そういえは、恵介の会社のバーベキューには参加した。
相変わらず置いてけぼりだったけど、それでも前より和彦が例の三人組の御姉様方と
話てくれるので、以前より辛くなかった。
時々、あの夜は何だったんだろうと思う。
次々と忙しく過ぎて行く毎日のなかで、あの日の事は、なかったかの様に淡々と
過ぎて行った。
ただ、恵介から和彦が彼女と別れたと言う話は聞いた。
飲み会の席でも今だにその話で盛り上がるらしい。
前の彼氏の所に彼女が戻ってしまったのだそうだ。
バーベキューの席で皆に慰められる彼を見た。
どんな彼女だったんだろう。
美人で行員という話だ。
しかも元カレは和彦の友達だという。
最後に二人を取り持ったと言う話は、聞いて少し気の 皆お前なら大丈夫!!と
声を掛けた。
私とはあれ以来普通に会話する中のまま。
先輩の彼女という付き合い方に隙間は全くなかった。
でも、一度だけ二人で会ったっけ。
だから、今日もどうなるのかわからなかった。

