一生に一度を君と。






………今日だけ…だよ?




私は優斗君の手を握った。



おっきいなぁ……手…



私と比べ物にならないくらいだよ。




「優斗君………」



「ん?どうした?咲姫」




……え?


嘘!




声に出してた……?



うわぁ…めっちゃ恥ずかしいよぉ…




「…なんでもない…から…、ほら行くん…でしょ?」