~美姫 side~
無言のまま歩いていると
詩織「ね~」
詩織が後ろから抱きつき
詩織「いーの~?」
こどものように首を傾げて聞いてきた。
美姫「なにが?」
わからないふりをしてとぼけると
詩織「『なにが?』じゃない!
せんせーのことに決まってるでしょ!
話したいって言ってたじゃん!いいの?」
そう言って強く抱きついてきた。
美姫「うぇ⋯ちょ、苦しいって!
蒼のことはもういいの!」
詩織「え~ほんとに~?
ほんとのこと言わないと⋯」
そう言って飛び乗ろうとした詩織は
夏妃「やめなさい!
美姫がいいって言うんだからいいの!」
柊「⋯つーかお前が乗ったら美姫が潰れる。」
拓真「ほんとそれ。」
いつものように夏妃に怒られ
いつものように柊にけなされ
いつものように拓真にもバカにされ⋯
いつものわたしたちの会話になり
あんなにもやもやしていた心がすこしあたたかくなり
自然と笑顔になってしまった。
