ごめんね。ありがとう。

午前の授業が終わり皆一斉に購買に行く人や教室で弁当を食べる人やでにぎやかくなった。
私も購買に行こう。
廊下に出て歩いていると急に話しかけられた。
明日香)あ…玲奈か。
玲奈)なにそれ…ひどい。
玲奈とは中学からの友達。高城玲奈（たかじょうれな）という。
明日香)ごめんごめん。
玲奈)今から購買？
明日香)うん。
玲奈)私も一緒に行ってもいい？
明日香)うん。いいよ！
私達は購買に向かった。
パンを買ってそのまま教室には戻らずに購買売り場の椅子に座って食べた。
玲奈)ねえ…込山先生…学校やめるって…ほんとに由依の登校拒否が理由なのかな？
明日香)違うでしょ。込山のことだからさ…急に仕事変えたくなったんじゃない？
玲奈)そうかもね！(笑)
もし…ほんとに込山が学校やめる理由が由依の登校拒否のせいだったら…私が学校をやめればいい。
玲奈)明日香？明日香のせいでもないよ。
玲奈が私の気持ちに気づいてくれた。
パンを食べ終えて私達はそれぞれの教室に戻った。