今日も私は日課である携帯小説を更新している。
【勇気を出すことすらできない私は…あなたの太陽なんかではなかったのだろう。】更新。
そう。私は数ヶ月たった今でも勇気を出すことができなくて…由依に会うことすらできない。
ーピコリンー
【コメントがきています】
久しぶりのコメントだ。
【最近これなくてごめんなさい。伝えたいことは伝えておかなきゃ後悔するよ。頑張って!!(dad)】
込山先生…
【コメントありがとうございます。これからも感想聞かせてください。】
私は携帯を片手に上着を羽織って家を飛び出した。
そう。由依の家にきたのだ。
ーピンポーンー
由依母)はーい。あら…明日香ちゃん?久しぶりね。由依なら部屋にいるわよ。
明日香)ごめんなさい。私…ずっと謝らなきゃって思ってて…なのに…これなくて…
由依母)いいのよ。今こうして来てくれただけで。どうぞあがって。
私は深々と頭を下げて家にあがらせてもらった。
由依の部屋にいくと、ドアがしまっていた。
ートントンー
由依)はい。
明日香)…由依……
由依)明日香?
私は由依から声がかえってくるなんておもってなく…少しびっくりした。
明日香)由依…ごめん。ごめんね。
由依)なんで来たの?私は…外が怖くて…この部屋からもあまり出られないの。明日香にはわからないとおもうけどさ…もう会いたくないって言ったじゃん。
明日香)…ごめん。由依…でも私…やっぱり由依に伝えたいことがあって…
由依)もう帰って…声も聞きたくない。
由依…やっぱりダメだったか。
その日は一度家に帰った。
でも…もう今までの私とは違う。
もう…諦めたりしないよ。先生…。