引っ越してきたばかりで知り合いはいない

友達付き合いとか、正直めんどくさいし

知り合いがいないのは凄く楽だなぁって思う

入学式も適当に流してさっさと帰るつもりだった

あんなことがなければ...


教室は異様に静かで誰も話していない

てっきりもう仲良い友達とか作り始めてる

と思ってたから拍子抜けだった

よく見てみると皆周りを警戒しているようにもみえる

ちょっと不気味だなとか思いながら席に着くと

隣「ねぇ、良かったら組まない?」

急に話しかけられた

名前とか聞かれるのだと思っていたから驚いたけど

まぁ友達にならないかくらいの意味なのかな

私「えーと、私1人好きだから...」

隣「...あなた一人でのし上がるつもりなの?」

のしあがる?

クラスのグループの派閥の話?

私「あの、のし上がるとか興味ないですけど」

隣「じゃぁ何、家畜同様の生活を自ら望むの?というかなんでココに入ったの?」

さっきから何を言ってるのか分からない

一人でいると家畜のような存在になる?

この学校はぼっちに厳しい学校なのか?

だとしたら飛んだ場違いな所に来てしまった訳だ

あー、最悪だなぁ

私「そんなに一人って大変なんですか?」

隣「当たり前よ!!そんな人聞いたこともないわよ!!兎に角これも何かの縁だから仲間になりなさい」

私「はぁ...」

隣「私の名前は御鏡 琴音、琴音でいいわ。あなたは?」

私「雨宮 紅梨です」

琴音「紅梨ね、じゃぁ...」

琴音が何かいいかけた時

担任らしき人物が現れた

らしきというのはその担任が

白黒の仮面をして登場したからだ

そして3枚の手紙と携帯端末がくばられた

手紙にはこう書かれていた

"これから三年間、あなたの夢は夢見学園に管理されます"

"夢の中の戦闘成績は全て実生活に生かされます"

"下のランクの者は上のランクの者に逆らうことはできません"

"ランクは一年でリセットされます"

"夢見学園での生活は他言してはいけません"

"これに同意するなら以下に名前をお書きください"


to be continue...