君とみた蒼空



「家どこ? 送ってくよ」



蒼くんの優しい声。



「えっ………そんな………大丈夫だよ」



「いいっていいって! おれも一人だし」



そう言う蒼くんに甘えて、私は送ってもらうことにした。