命に関わる手術なだけに、みんなの不安は大きい。 でも、それ以上に私は不安だった。 それでも、私は明るく振る舞う。 心配を掛けないように。 「詩音、絶対に帰ってこいよ。待ってるからな」 「うん」 そして、私はストレッチャーに乗せられ、手術室の中に入った。