お葬式から1週間経ったある日の夜。 私はその日も、自分の部屋のベッドに寝転がって、沙良ちゃんの事を考えていた。 カーテンから覗く空には、きれいな星が輝いている。 そのとき、コンコン、とドアをノックする音が聞こえた。 「………詩音? 入るわよ?」 そう言って私の返事も聞かずに部屋に入ってきたのは、お母さん。 なんだろう。