それから、救急車に運ばれて蒼くんは病院へ搬送された。 ねぇ、なんで─────? 病院へ着くと、すぐに蒼くんは手術室に入ったみたいで、私は手術室の前でただ呆然としているだけだった。 さっきまで一緒にいたよね? さっきまでソフトクリーム食べてたじゃん。 なのに、蒼くんが今、私のとなりにいない。 それがすごく、怖かった。 蒼くんはもう、私のとなりで笑ってはくれないんじゃないかと。 心配になる。