「おう、そうだな! 観覧車乗ろう!」 蒼くんもそう言って観覧車の乗り場へと走っていった。 「………行くか。山下」 颯太くんにそう言われて、私も頷いた。 蒼くんと舞は、なんであんなに元気なんだろう。 「詩音! 颯太! 早くー!」 観覧車の乗り場で、舞が手招きしながら叫んでいる。