「ほらっ、詩音、舞! 行くぜ!」



「えっ………どこに………」



そう言ってる間に、蒼くんは私を、颯太くんは舞の手を掴んだ。



ずるずると引きずられながらたどり着いた先は、ジェットコースター乗り場の前。


「やだ! あたしは乗らないからー!」



舞は、颯太くんの手を必死に振りほどこうとしているけど、颯太くんの力に敵うはずもなく………。



私たちは、無理矢理ジェットコースターに乗せられた。






その数分後、私と舞の叫び声が遊園地中に響いたのは言うまでもない。