私たちは、顔を見合わせて笑う。



「お前らはどこ行きたい?」



「どこでもいいよ。蒼くんは?」



「おれも、楽しければどこでも」



蒼くんは無邪気に笑ってそう言った。



「じゃあ、遊園地にしよう!」



結局、舞のその言葉で遊園地に行くことになった。




「じゃあ、日曜日の10時に駅前ね! 蒼と颯太は、ちゃんと彼女を迎えに来るんだよ! 分かった?」



舞がそう言うと、蒼と颯太くんはしぶしぶ頷いた。