君とみた蒼空



バンッ!



大きなピストル音が鳴り、それと同時に走者たちが走り出した。



蒼くんは、風のようにグラウンドを駆け抜けていく。




一位でゴールテープを切ったのは──────






またしても、蒼くんだった。