『そうなんだ! お父さんが帰ってくるのは夜だから、ゆっくりしてって』 蒼くんのおうちは、可愛らしい3階建てだった。 でも私の家よりはるかに大きくて、きれいな家だ。 『蒼に変なことされないように、気をつけてね』 歩実は、そう言って自分の部屋に入って行ってしまった。 そして2階にある蒼くんの部屋に入って、今に至る。