「なぁ、詩音。実行委員、やらねぇ?」



すると、となりから蒼くんが私に訊いてきた。



「え?」



「実行委員。楽しそうじゃね?」



えっ、それって、一緒にやろうっていうこと?



「蒼くん、やるの?」



「詩音がやるなら、やる」



なにそれ………。


でも、蒼くんと実行委員……やりたいかも。



「じゃあ、私……やろうかな」



私がそう言うと、蒼くんはじゃあおれもやる、と言った。



「先生! おれと詩音、実行委員やります!」



蒼くんは、元気よく先生にそう言うと私にピースサインをしてきた。