「ありがと、綾ちゃん! これ借りていい?」 「いいよ。何、詩音彼氏でもできた?」 綾ちゃんがニヤニヤしながらそう言った。 私は恥ずかしくなって、顔を隠す。 「ふふ、その顔は図星? 詩音ったら、可愛いじゃない」 綾ちゃんは、私の頬をつねってそう言った。 「あ………綾ちゃん、痛いよ」 綾ちゃんとは1学年しか変わらないのに身長の差が激しい。 私は背が低いけど、綾ちゃんはモデルさんみたいに足が長くて、背が高い。 羨ましいなぁ………。