宮川先生が帰ってしまうと、急に病室が静まり返った。



「詩音」



「ん?」



「昨日はごめんね? なんか、急にあんな話しちゃって」



沙良ちゃんが謝ってくるなんて思いもしなかったから、私は少し焦った。



「う、ううん、全然いいよ。それより…………大丈夫なの?」