「なんだ、沙良。山下と知り合いだったのか?」
と、宮川先生。
「………沙良ちゃんって、宮川先生の妹なの?」
「そうだよ。お兄ちゃん、詩音のこと知ってたんだ!」
確かに、沙良ちゃんがお兄ちゃんがいる、と言っていたような気がする。
よく考えれば、沙良ちゃんの名字も宮川だ。
でもまさか、沙良ちゃんのお兄ちゃんが宮川先生だとは…………。
それからしばらく、三人でお喋りをしていたけど、沙良ちゃんとは思いの外普通に喋ることができた。
それは宮川先生がいたからかな、なんて思ったりもした。
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