翌日。
朝起きると、いつものように病室に太陽の日差しが差し込んできた。
その日差しの強さに、私は思わず目を細める。
昨日、夜遅くまでずっと眠れなかったから、今日は寝不足だ。
今日は、図書館にいこうか迷った。
昨日の衝撃的な話を聞いて、沙良ちゃんといつも通りに接することができるか不安だった。
きっと、動揺してしまってまともに話すらできないと思う。
だから、迷ったけれど今日はいくのをやめた。
午前中は、お母さんと千尋が来て私の手術の日にちを決めた。
そして、午後には蒼くんが来てくれた。
「詩音、どうした? 元気ないな」
「いや…………あのね、手術の日が決まったの」
「えっ………いつ?」


