その話は、まだ高校生の私たちには残酷すぎる話で。 これが悪い夢だったらいいのに、と思った。 でも、これが沙良ちゃんの身に降りかかっている、現実なんだ。 私は、沙良ちゃんと別れて自分の病室に戻った。 そしてベッドに座ると、さっきの沙良ちゃんの話が頭によみがえってきた。