それから私の昼食が運ばれてくるまで、私と舞はずっと優菜ちゃんと遊んでいた。 「じゃあ詩音ちゃん、もう帰るわね。また来るわ」 「あっ、もうこんな時間? 私も帰らなきゃ!」 「三人とも、今日はありがとう」 三人が帰ってしまうと、さっきまでにぎやかだった病室が静かになった。 私は、お世辞にもおいしいとはいえない病院食を食べ終わると、病院の図書館へ向かった。