その時、優菜ちゃんが私の髪の毛をぎゅっと引っ張った。



「あーい」



「い…………痛い! ゆ、優菜ちゃん、離して………」



私が必死に抵抗しているのにも関わらず、優菜ちゃんは楽しそうに私の髪で遊んでいる。



「優菜ちゃん…………痛いってば………」



舞は何がそんなにおかしいのか、隣で笑い転げている。



「詩音ったら、いじられすぎ…………」